測定器の紹介
横浜市民測定所の測定器は、ベラルーシのATOMTEX社製 AT1320A です。
NaI(ヨウ化ナトリウム)シンチレーター という方式の測定器です。
磯子測定室に2台と東林間測定室の1台、同じ型のものが合わせて3台となります。
▽ 測定器の内部
検体は、容量1Lの マリネリ という専用の容器に入れて、測定します。
▽ マリネリ容器と検出器(1L測定)
底の窪みに放射線センサーが入り、周囲の放射線を測定する仕組みです。
センサーの周りを検体で埋めて検出効率を最大限に高めるため、このような特殊な形になっています。検体をマリネリ上部の1Lの線まで隙間なく詰めます。
検体量が大幅に足りないときは、500mlの フラット容器 を使って測定します。
500ml測定は、1Lマリネリ測定に比べてセンサーが放射線を検知できる範囲がせまく、測定精度が劣ります。できるだけ1L分の検体をご用意することをおすすめします。
測定の流れ
下処理した検体をマリネリ容器に隙間なく詰め、測定器にかけます。
測定中に検体の温度が変化すると、正しい測定ができないため、必ず常温にして測ります。
▽ マリネリに詰めている様子 |
▽ 測定器にセット |
検体重量を測り、測定時間を指定して、測定を開始します。
▽ 測定中のpcの画面
測定が終わると、測定値やスペクトル図などが記載された測定結果が出力されます。
▽ 出力された測定結果pdf