Yokohama Citizen's Radioactivity Measuring Station

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測定員みさっちの測定所レポートVol.2
~ イカナゴ大爆発!!測定所で起きた身の毛もよだつ怖~い話 ~

G.Wを終えて日差しの強さは増すばかり。
ジリジリと温度も上がり、食べ物も傷みやすくなるこの季節。
放射能を気にかけているお母さんたちにとっては手作りした食べ物をどう持ち歩いたらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

測定所においても依頼された検体の処理について大きな課題が出てきています。

これはある日の測定所での出来事・・・
検体は通常、クール宅急便で送られてきます。
ただ、測定するためには常温に戻さなくてはならないのです。
ある測定所では冷たいまま測定を開始ししてしまい・・・結露で修理に・・・といったことも報告されています。
なので測定員は検体の温度に大変気を遣っています。

この日測定のイカナゴ。常温に戻して測定器へ・・・この時点でイカナゴは原型をとどめず溶けていました。
1時間半後・・・測定器のふたをスライドさせた瞬間!!えっ?えっ?何?!目に映る光景にいや~な汗。イカナゴの大爆発です!!(後日、他の測定員からイカナゴvolcano→イカナゴ火山と言われました)
測定器から溢れ、床にポタポタ・・・イカナゴは小さくプチプチプチと音を立て・・マリネリのラップは不気味にふんわり膨張・・・
どうやら発酵が進んで中の空気を押し上げラップの中で膨張していた所に測定器のふたをスライドさせたのでイカナゴが飛び出してしまったようです。
一瞬にして頭の中は修理・・・代・・・。冷静ではいられません。師匠に連絡して指示を仰ぎます。写真を撮ってみんなに報告して、とにかくきれいにふきあげる。拭いても拭いても消えないイカナゴの匂い、測定器のすみからすみまで汚染がないか確認します。
幸い、測定の要のシンチレーションはビニールで保護されているので汚染はありませんでした。そしてさらに幸いだったのはイカナゴが汚染されていなかったこと。

帰宅途中、どういうこと?シンチは無事か?現状を報告してください!測定所チームのメールで携帯の受信が止まりません。
不安になり、再度測定所へ戻ることになった私。
分析担当のタバネコだんなさん、東林間の高岡さんから指導いただきなんとか無事を確認できました。そして共同代表さん、測定員リーダーの師匠からのおつかれさま~の電話。測定所メンバーのチームワークってすごいんですよ。大惨事の後でしたが感動してしまいました!

さて本題に戻りますが測定器が壊れるかも!!この怖さは半端ではないです。
そしてこれから暑い夏。間違いなくこの怖さと隣り合わせになるはず・・・すでにたけのこプロジェクトでも数件、大惨事にはならずとも発酵が進んでいた検体の報告があります。
低汚染の食品は測定結果の値が安定するまでに数時間かかることもありますので発酵が進みイカナゴのような惨事が起こる可能性があります。なんとか大惨事は食い止めなければ!
現在、測定所メンバーで発酵を抑えて安全に測定が行えるように実験を行っています。
その結果によってはこれまでのご自宅での検体処理の方法に変更が生じることがありますのでご注意ください。
変更の際はHPにてお知らせさせていただきます。

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